TAISEI NO MADO

アラフォー主婦 あの手この手

読書 

 

名著だと思う。

 

自分の中の見たくない部分、知らん顔して突っ走ってしまった方が楽かもしれない部分。

そこを解剖するようなものなので、読むうちに心臓が締め付けられ、吐きそうになる。

ただ、私はそれをしてでも向き合わねばならなかった。自分の為に、子ども達の為に。

そして、それは夫の涙にも繋がったかのかもしれない。

 

toricoccotan.hatenablog.com

 

 

手軽に読める「自己啓発書」ではない。

読み進めるうちに、私が子ども達にしていることの恐ろしさに震えた。

自分でも分かっていた。

自分の中に込み上げる、不安や怒り。その矛先は脆弱な子ども達に向かう。

なんとしてでも、その不安や怒りの源泉を知る必要があった。

 

読み終わると同時に、家族の問題がグッと動いた。

夫の涙だ。

動く時は痛みを伴う。しかし、それは今までの苦しみを認めたという事だろう。

 

私と夫、私と子、夫と子、夫と夫の背景、生活、社会すべてが絡み合い、円陣を組んで回転している。

全ては連鎖している。

私が命がけ(大げさ?)で向き合ってきたものが、連鎖したのだとすれば

多くの子ども達をこれ以上傷つけない為に、自分を守るた為に、ハラスメントを連鎖させない為に、読むべき知るべきものだと思う。